学生服はお下がりとして着てくれる兄弟や親戚、知り合いがいないと家庭で処分することになりますよね。
しかし、普通の衣類とは違うので、どう処分すれば良いのか悩む方もいるはずです。
学生服は処分の方法によって個人情報が流出してしまう危険性もあるので、正しい捨て方を知っておいたほうが良いでしょう。
今回は学生服の処分方法や注意点をご紹介するので、どう処分すれば良いのかわからない方や、安心・安全に処分したい方はぜひ参考にしてください。
学生服を処分する時の注意点
学生服を処分するときの注意点としては、捨て方によって個人情報が流出する可能性があるという点があげられます。
それは一体どういうことなのか、流出しないよう処分するにはどうしたら良いのか詳しく説明しましょう。
個人情報が流出
地域や学校によって異なりますが、制服には刺繍で氏名が入れてある物もあります。
刺繍はなくても、制服の裏側のタグに氏名を書いている場合もあるはずです。
多くの場合、着ている人が誰なのか判断するため、あるいは誰の制服かわかるようにするための物なので、名前や苗字だけでなくフルネームで書かれています。
そのまま処分するとフルネームがまるわかりなので、個人情報の流出につながるということです。
さらに、制服でどの学校に通っていたかもわかってしまうため、制服を捨てる際には注意が必要なのです。
個人情報が流出しないように処分するには?
制服から個人情報が流出しないように処分するには、
- 刺繍の部分が見えないようにしてから捨てる
- 氏名が書かれたタグを切ってから捨てる
- 氏名が残らないよう焼却する
この3つの方法がおすすめです。
刺繍が見えないようにするには、
- 刺繍の上から布を縫い付ける
- 刺繍をほどいておく
この2つの方法が良いでしょう。
布を縫い付ける場合は、黒などできるだけ色が濃いものを選ぶと刺繍が透けません。
刺繍をほどくのはやや手間がかかるため、時間がない場合はほかの方法を選びましょう。
のちほど詳しく説明しますが、燃やす場合は有害物質が出るといけないので、自宅で行うのは控えてください。クリーンセンターに持ち込めば、そのまま焼却炉に入れてくれるので、一度問い合わせてみてください。
制服の処分方法
制服から個人情報が流出しないよう対策をしたら、
- ゴミとして処分する
- 寄付する
- 不用品回収業者に依頼する
この3つのうちどれかの方法で処分しましょう。
自治体でゴミとして処分
ゴミとして処分する場合は先程ご紹介したクリーンセンターに持ち込む方法のほかに、自治体に回収してもらう方法もあります。
地域によって方法は異なりますが、多くの場合は「古布類」として回収してくれ、資源として再利用することが可能。
ただし、資源として回収する場合は、制服がまだ使える状態であることが条件です。たとえば、激しく破損していたりする制服は回収不可の場合があるので注意しましょう。
自治体指定の可燃ゴミの袋に入れ、収集日に指定場所に出しておけば処分してもらえます。
寄付する
学校によっては使わない制服の寄付を受け付けているところもあります。
回収した制服は後輩が使用するため、こちらも着られる状態のものでないといけません。
学校以外には、
- 制服バンク
- ボランティア団体
が寄付を受け付けている場合もあります。
制服バンクではNPOなどの団体が制服の寄付を受け付けていますが、寄付できない学校の制服もあるため、必ず事前に寄付可能かどうか問い合わせてください。
ボランティア団体に寄付する場合も、使える制服であることが条件で、学校によっては取扱っていない場合もあります。
また、団体によっては寄付にお金が必要なこともあるため、こちらも事前によく確認しておきましょう。
不用品回収業者に回収してもらう
不用品回収業者は家具や家電だけでなく、使わなくなった制服も回収してくれます。
制服1点からでも回収してくれる業者もありますが、割高になる可能性もあるので、よく料金やプランを確認してください。
ほかにも回収してほしい不用品や粗大ゴミがあるなら、まとめて不用品回収業者に引き取ってもらうのが手っ取り早いです。
制服は買取不可ですが、家電や家具のうち使えるものは買取してくれる業者もあります。
また、ゴミの分別や掃除まで請け負ってくれる業者もあるので、
- 制服を出すついでに断捨離したい
- 制服や学生時代の物をまとめて処分したい
- 制服を含め子供の物を整理したい
という方は、ぜひゴミの回収、掃除まで行ってくれるところを選びましょう。
まとめ
制服は処分方法によって個人情報が流出する場合があります。氏名が書かれている場合はわからないようにした上で、自治体などに処分してもらいましょう。
もし制服以外の不用品もまとめて処分したいなら、不用品回収業者にまとめて依頼するのが手間がかからないのでおすすめです。
回収費用は業者ごとに異なるため、事前に見積りをとって安い業者を選びましょう。
見積りは無料なので、納得する価格の業者が見つかるまで問い合わせてみてください。